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私の本当の父は、わからない
それは、今の父と再婚する前の母は男遊びが激しかったからだ
遊びというより母は自由奔放な人だった
母はそれなりに美人で有名企業の社長の秘書として働いていた
ある日、私は母のお遣いで忘れ物を届けにいったとき偶然社長に会って言われた言葉を今でもはっきり覚えている。
「君は、お母さんに似ていて美人さんだね。君も大きくなったら是非私の秘書にしたいくらいだよ。」
彼が言ったその言葉と私を見るその異様な目付き、そして何か含んでいるその口ぶりにそんなことに無知な私でさえも手にとるようにわかってしまった
「母はこの男に抱かれているのだ」と
今の父は、そこの社長の紹介で母とお見合いをしたという
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