3章 会いたかった。

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「それじゃ秋バイト行ってくるから 戸締り頼むな」 「りょーかーいーなり~後は私がSECOMしとくね~」 うるさい夏季限定ニートめ、宿題おわってないんだろうなぁー心配だ 「今日から新しいバイトの子が来るんだっけ・・ 秋みたいな子だったらどうしよ・・」 いや、あんなのが世界に2人もおってたまるか せめて普通の女の子であってほしい。割と切実に そんなことを思っているうちにバイト先に来てしまった 「おはようございます、みさきさん今日ですよね?新しいアルバイトの子って?」 「あら、司くんおはよう 紹介するわね こちらが新しいバイトの 水無 結衣菜さんよ」 「はじめまして、水無 結衣菜です。今日からよろしくお願いいたします」 おぉ、どうやら普通の女の子みたいだ・・ ん?まてよ・・この黒髪ロングの女の子どっかで見たような気が・・・人違いだったら恥ずかしいし。 とりあえず初対面ってことにしといた方がいいか・ 「はじめまして、小鳥遊 司です。自分もアルバイトなんで敬語とかは大丈夫ですよ」 「そう、じゃあ司。いろいろ教えてよ」 いきなり呼び捨て!?なんだこの女!確かに言ったのは俺だけど違くない?少しは配慮したり少しずつ距離縮めたりするもんじゃないの!? 「えっと、それじゃあ皿洗いの仕方とコーヒーの淹れ方教えますね」 「お願いしまぁーす!」 あー、前言撤回新しいバイト・・・うざい!妹よりもめんどくさいかもしれん。 みさきさんはどうおもって・・ 「司くん がんば!」 笑顔で言われたらもう頑張るしかない。 新しいバイトを教習すること2時間・・・もうだめだ!やってらんねぇ何回説明しても口答えとかなんなんだよぉ! 「あの、水無さんだからコーヒーにはミルクとスプーンと砂糖を置いてだしてくださいね・・」 「えー、私はブラック派なんで邪道だと思うんですよぉ~」 って君の話は関係ないんだよぉ!お客様に満足していただけるように全て添えてだしてよ!出されてイライラする人はいないからさ!むしろなにもない方が怒られるのよ!俺が毎回謝りに言ってるのよ! もうなんなのyo! 「そっかー、ブラック派なら仕方ないね。じゃあ皿洗い頼んでもいいかな?」 「りょーかい!」 もう・・なんだかなぁ・・
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