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バイト先は家からそう遠くない喫茶店で、歩いて10分ほどでつくところだ。ちなみにあんまり客が来ないので楽だ。
「司くんいつもありがとうね」
「いえ、バイトですから当然ですよ」
「司くんほどしっかり働いてくれる子最近あんまりいないのよねー本当助かるわ」
この人は喫茶店の店長の「森 みさき」さん。とても優しい方でいつも俺や秋の事を気にかけてくれる。
「あ、そうだ司くん」
「なんですか?」
「来週から、新しいバイトの子が来るからよろしくね」
「いいですけど、どんな子ですか?」
「えっとねー、年は司くんと同じくらいの子だよ、なんでも最近引っ越してきて、一人暮ししてるんだってさ」
「そうなんですか・・」
「あれー司くん嬉しくないの?今まで一人でやってたから寂しいのかと思っんだけどなー」
「そりゃあ嬉しいですけどなんて言うか俺あんまり人と話すのは・・・」
「あー司くんは人見知りさんだったねー大丈夫?」
「ええ大丈夫ですバイトですから出来るだけがんばってみます」
「そう?じゃあ新人さんは任せるね、でも、どうしてもダメな時は私に言ってね」
「わかりました」
「頑張ってね~」
新人のバイトか・・・・言う事聞いてくれるかな。
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