0人が本棚に入れています
本棚に追加
「じゃあ俺買い物してくるけど秋、何かほしいものある?」
「えーとね~、ピリキュアの変身ステッキ!」
「え、この前買ってあげたじゃん・・・アレじゃないの?」
あれ5000円しましたよね、結構高くて世の中のご両親は頑張っているんだなぁとしみじみ感じました。
「お兄ちゃん何言ってるの?今度出たのはアルティメットピリキュアになるためのステッキだよ?アレないとピリカラキュアになってアーマイモーノに勝てないよ!!!」
えー、そんなこと言われてもお兄ちゃんそれ買うと財布の中身スッカスカになっちゃうから勘弁してくださいよ
「秋、今度の誕生日まで我慢してくれない?」
「冗談だよ(笑)お買い物気をつけてね」
「うん、ありがとう。行ってきます」
近くのスーパーまでは歩いて20分くらいでいつも帰りが大変で自転車がほしいくらいだ、
毎週火曜日は買い物をする日で1週間の食べるものをまとめて買うのが家のルール
「えーと、玉ねぎ人参ジャガイモお肉・・・これで2日はカレーでいけるとして・・あ、牛乳わすれた」
「「よかったー、あと一つだった(わ)」」
そのとき、隣から女の人の声が聞こえた。長く黒い髪と水色のメガネをかけた俺と同じくらいの女の子だった
「あのー、よかったら俺は大丈夫なんで持ってちゃってください」
「そんな・・・・いいんですか?」
「れ、レディーファーストです・・・」
「ふふ、じゃあお言葉に甘えて」
「ええ、どうぞ」
「ありがとうございます」
柄にもなくレディーファーストとか言って恥ずかしすぎて死にたいよ・・・
まぁ牛乳なんて隣の小内山牛乳でも大丈夫だしね、おいしいしね、妹は苦手だけどね。
「よし、とりあえずおもちゃ屋にピリカラキュアのアルティメットステッキの値段を見に行って帰るか」
ステッキの値段は前回の2倍ほどの値段でそこまでピリカラにならんくてもと本気で思ったお兄ちゃんでした。
最初のコメントを投稿しよう!