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左近「その皇帝ゲーム。またやるらしいの?」
皇帝「ええ。今回は、ちょっと変わってましてね。実は…」
皇帝は今回の皇帝ゲームの内容を左近に説明した。
左近「ほう…随分と手の込んだやり方でおじゃるな?面白そうじゃの。今回の皇帝ゲーム、麻呂にも見物させて貰おうかの。前回の皇帝ゲームは見物出来なかったからの」
皇帝「わかりました。では、兄上。私と一緒に見物しましょう。今回の皇帝ゲーム…前回とは比べものになりませんから…期待して下さい」
左近「うむ。楽しみにしとるからの。ほほほほ」
皇帝「立浪。この皇帝ゲームをしている間、余は急病と言う事で職務を休む。お前は皇帝代理として余の代わりをしておけ。頼んだぞ」
立浪「はっ。お任せを。楽しんで行ってらっしゃいませ」
立浪は皇帝にそう言ってお辞儀する。
左近「今回の皇帝ゲームが無事終わるように祈って乾杯するかの」
左近はそう言ってグラスを持つ。
皇帝「そうですね。では」
皇帝もグラスを持つ。
左近「今回の皇帝ゲームが無事終わる事を祈って…」
皇帝「乾杯!」
カチンとグラス同士を合わせ皇帝と左近は乾杯をした。
そして、その乾杯は皇帝ゲームの幕開けでもあった…
<プロローグ~終了>
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