皇帝ゲーム２

始まりの始まり(1)

あ、もう一つ大事な条件があったんだ。

確か、応募資格の条件があって、ニートか年金暮らしと言う条件だ。

つまり、ニート達＆年金暮らしの年寄り共限定のイベントとなる。

ま、そんな条件を理解すれば夢のようなイベントに招待されるとあってか、全国のニート達＆年金暮らしの年寄り共から大多数の応募があったそうだ。

ちなみに招待される数が決まっており、千人だけだと言う。

そして、抽選の結果…当選した千人が招待券を持って飛行船乗り場に行き飛行船に乗船した。

今、ゲームが始まるまで自由に行動しても良いと言う事で、こうして僕は自分の客室で休んでいる。

僕は…このイベントの本当の内容を知っている。

しかしそれを漏らしてはいけない。

僕は楽しそうに喋る老夫婦を見て、この二人運が良いとか言ってるけど、その反対だよと思った。

はあ…何で僕が…

僕は一週間前の事を思い出してみる。