こおりのこころ

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なんでも凍らせてしまう恐ろしい氷がありました。 その氷は意思を持ち近付くものには容赦なく冷たい体を近付けて凍らせていきました。 とある一国の王様が、 「あの恐ろしい氷を溶かしたものには賞金をあげよう。」 と民衆の前で言いました。 その言葉を聞いた民衆は次々と恐ろしい氷を溶かしにやってきます。 「私を溶かしに来るものはどんなものでもみんな凍らせてやる。」 氷は毎日、毎日溶かしに来る人間を凍らせていきました。
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