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「覚醒ってのは自分本来の力を
100%発揮することだと思ってくれていい
つまり技術面ではなく
精神面に力をいれることが必要だ
だが人間そんな一瞬で精神を強くすることは
不可能だ」
そしてアメ野郎はどっから出したのか
俺にアメを見せた
「だが1部の人間はある事を満たすと
簡単に精神を強くし
覚醒する事ができる
それがいわゆる覚醒手段というものだ
俺の場合はこのアメ」
そう言ってアメ野郎はアメを口にいれた
「アメを舐めると覚醒することができる」
すると
屋上にあるベンチが浮いた
「なっ、、、、浮いっ、、、!!!」
アメ野郎をハッと見ると
アメ野郎はベンチのある方向に
手をかざしていた
「お前っ、、!!」
アメ野郎が手をおろすと
ベンチが大きな音をたてて地面に落ちた
「これが俺の能力だ
アメを舐めると舐め終えるまでの間
空気に波をつくる事ができる」
俺はアメ野郎の顔を見た
朝見たヘラヘラした顔だった
「俺は<アメ>の覚醒者だ」
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