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車は静かに走っている
窓には黒い幕みたいなものがあって
景色が見えない
したがって今この車は
どこらへんを走っているとか
全く分からないわけだ
「さぁ大神君といったね
まずは自己紹介をしようか
俺の名は霧ヶ島丞士郎(きりがしま じょうしろう)
という者だ」
眼鏡の男の人、いや、霧ヶ島さんは
パパパッと自己紹介を俺にした
「単刀直入に聞く。
君の覚醒促進物はなんだ?」
「、、、、は?」
なんだそれ?
「おいおいダメだよ~丞士郎~
まだ大神は
そんなの分からねーに決まってんじゃん」
アメ野郎がそういうと
霧ヶ島さんは顔が急に曇った
「チッ、、、なら先に覚醒促進物の説明を
するんだった、、、
ああ、時間の無駄だ」
一人でブツブツ呟く霧ヶ島さんを見て
アメ野郎が俺の肩にポンと手を置いた
「すまんな
アイツああいう奴なんだ
もう少し時間を置いてから話しかけてくれ」
時間の無駄じゃないか、、、?
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