第四章 時間と説明

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車は静かに走っている 窓には黒い幕みたいなものがあって 景色が見えない したがって今この車は どこらへんを走っているとか 全く分からないわけだ 「さぁ大神君といったね まずは自己紹介をしようか 俺の名は霧ヶ島丞士郎(きりがしま じょうしろう) という者だ」 眼鏡の男の人、いや、霧ヶ島さんは パパパッと自己紹介を俺にした 「単刀直入に聞く。 君の覚醒促進物はなんだ?」 「、、、、は?」 なんだそれ? 「おいおいダメだよ~丞士郎~ まだ大神は そんなの分からねーに決まってんじゃん」 アメ野郎がそういうと 霧ヶ島さんは顔が急に曇った 「チッ、、、なら先に覚醒促進物の説明を するんだった、、、 ああ、時間の無駄だ」 一人でブツブツ呟く霧ヶ島さんを見て アメ野郎が俺の肩にポンと手を置いた 「すまんな アイツああいう奴なんだ もう少し時間を置いてから話しかけてくれ」 時間の無駄じゃないか、、、?
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