あまてらす

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あまてらす

甲板の蒸気カタパルトから射出され、フル武装のF/A-17Fが飛び立っていった。 F/A-17Fは、もとはYF-17として日本の川島重工で設計された艦上戦闘機である。 WW2で負けこそしたが、早期降伏したため米国は日本の技術発展を阻害することなく順調に成長したのが、戦闘機の採用につながったのである。 世界で始めてステルスを採用した設計ということと、性能の割にユニット作成コストの低さ、アビオニスクの高性能と偏向ノズルによる高機動を実現した。既存の非ステルスのミサイルなどを翼下に装着して、ライバル機であるYF-18と模擬空戦を行ったが、YF-17のワンサイドゲームとなった。またハンデとして、YF-17にはリアクター板をつけていた。 その改良・発展型であるF/A-17Fは大空を舞っている。 その白い翼は、鶴が飛んでいるように優雅だった。 あまてらすの諸性能 全長334.3m 飛行甲板全幅77.77m 水線幅43.3m 喫水11.5m 機関 原子力280.000hp 最大速力31ノット以上 艦載機 F/A-17F 52機(予備機6機) EA-6B 6機 E-2C 6機 SH-60K 12機、MV-22 8機搭載。 米軍の技術援助もあり、完成は予定より1年早まり1988年の冷戦真っ只中に就役した。 その後、2年後「つくよみ」、そのさらに2年後に「すさのお」が就役するも、冷戦はソヴィエト連邦の崩壊とともに、終了した。 そして第二のソヴィエトとして、中国が目前の脅威となった日本に、空母が活躍するときが来るのだった 本作品は戦争や軍事に関するゆる~い話です。過度の期待はしないでください。
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