~破滅の道を歩まされる少年~

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ある村の広場には人間だったものが散らばっている。 広場の辺り一面が真っ赤に染まっている。 その広場の中心に立っている虚ろな目をしている少年の持っている剣を見れば、まるで最初から赤い刀身と間違える位に朱に染まっていた。 「あの餓鬼を殺せ」 誰かそう叫び、14~15歳位だろうか、まだ顔にあどけなさが残る子に、大の大人が数十人で襲いかかる。 「……斬波(ザンバ)」 少年は、剣を横一閃に薙ぎはらうと数十人にいた大人が一太刀にして上と下に離れ全員が物になった。 少年の後ろから一つの影でてくる 「ヒャハハハ、お前は本当にクズ野郎だな」 また一つの影がでてくる 「美味そう肉塊だな」 更にまた 「キャハハハ…これは真っ赤なリンゴだね」 更にまたもう一つ 「だる……」 更にまたでてくる 「まだまだ殺したりねェぜ」 五つに分かれた影からまた更に増えた 「フフフ…まるで真紅のルビーみたいだわ」 更にまた影が増え少年の影が七つになった そうして七つの影から一人が現れる 「これで貴様は我ら七つの大罪を従えし者になった。これからよろしく頼むぞ。大罪人アヴァン・レイティス。だが我らとの記憶は変えさせて貰う、その方が我らにも都合が良い。」 「ごめ…ん…な…さい…父さん…か…ぁさ…ん…ネ…ルア…」 少年はその場で気を失い意識を闇の中へと落とした。
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