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「これは…一体何が起きたんだ?」
私がリアリャド村に着いた時には、もう全てが遅かった。
村のあちこちに赤黒い肉塊が散らばり至る所に血、血、血、見ているだけで嘔吐しそうだ。
「魔物に殺された…のか?」
私は生き残りがいるかを確かめる為に村を探索した。
「あれは!!」
村の広場に男の子が一人、刀を持って倒れているを私は見つけた。
すぐにその子供に駆け寄り生きているかを確かめる。
「良かった…生きているみたいだな。早くこの村からでな…」
後ろか強烈な殺意が私に向かって飛んできた。
後ろに振り返るとそこには村人だった物が集まり巨大な肉塊の塊が一つに纏まっていた。
「これは不死再生(アンリミテッド)どうしてこの村でこんな事が…」
不死再生とは死んだ生物が死後長い年月をかけ、魔力が暴走し周りの死骸と融合し辺りの物を全て腐らせていく魔物の事を証する。
魔力が膨大な程不死再生になる速度は早くなる。
ちなみに一般的な人間が一斉に1000人死んだ所で不死再生は普通は起きない。
(この村の人は多く見積もっても200人位だった筈だ。どうして不死再生が…いや…)
「考えるよりもまず行動だな」
クレニアスは不死再生に向かい刃を振るう。
不死再生の特長は不死とも言える再生能力だ。
最大級の攻撃で跡形もなく吹き飛ばさなければ再生してしまう。
「跡形も無く消し飛ばしてやる。炎曲~爆炎葬歌~」
不死再生の周りの空気が圧縮されクレニアスが放った火種が圧縮された空気に触れ大爆発が起こった。
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