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「所でアヴァンは行く当てはあるのか?」
「いや…無い。この村の人を埋葬してから考えようと思う。」
やはりな、ならばここは私達のギルドが保護するべきだな。
「アヴァン、私達のギルドに来ないか?」
アヴァンは少し考え迷っている。
「俺は魔眼持ちだぞ?今は魔力で眼の色を両眼黒にしているが…」
魔眼とは膨大な魔力を持つ人間に備わる眼の事だ。
魔眼には様々な能力がある。
束縛系、呪術系、弱体化系と多種多様な能力があり魔眼持ちの人間は常に畏怖と蔑まれる。
「魔力供給をやめれば、ほらっ片目が赤くなるんだ。」
魔眼の特徴は瞳の色が片方違う事だ。
魔力の扱いが慣れている人間は片目の色を同じ瞳の色に出来る。
「私達のギルドにそれの事でとやかく言う人間はいないさ。」
私は笑顔で安心してもう為にそう言った。。
「なら、俺をギルドに連れて行ってくれ」
「あぁ、ではこの村の人達を安らかに眠らしてあげよう」
こうして私達は夜まで村人達を埋葬していた。
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