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ソフィアさんはノーピスさんを放って、海鈴に自己紹介をする。
「初めまして、生を司る神ソフィアです。お見苦しいところをお見せしてしまってすみません」
「いえ、気にしてません。寧ろこんな変態には足りない位かもしれませんよ」
黒いオーラを纏った海鈴を見て、危ないことを言う前に話を逸らす。
「あの!ソフィアさんとノーピスさんは恋仲なんですか?」
「ええ、残念ながらそうなの」
「変態を恋人に持つと大変ですね」
話を逸らした筈なのにあまり意味が無かったようで、海鈴の黒いオーラは消えなかった。
一通り言いたいことを言った二人は一度話を止めると、ソフィアさんが本題に入った。
「これからお二人の能力について決めたいと思います。知識はありますよね?能力について何か希望はありますか?」
「…何でもいいんですか?」
「はい、大丈夫です」
どんな能力が許されるのか聞いてみると、案外制限は無いようだった。
思案していると、海鈴は決まったのか私の方を見ていた。
少し焦りながらも私は自分が欲しい能力を決めた。
「あたしは、属性は闇と、水、氷。オリジナルで血と破壊の力が欲しいな」
「私は、光と風、植物の属性。オリジナルが頼めるなら、音と創造の力が欲しいです」
それぞれ欲しい能力を言うと地面が光だした。
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