84人が本棚に入れています
本棚に追加
/29ページ
俺は目が醒めても呆然(ぼうぜん)としていた。
(膝に跨がっていた女は俺様の想像の産物か?
それにしてもいい女だったな)
夢と呼ぶには、余りにも生々しい出来事だったなぁ。
まだ下半身のムズムズした感触が残っているようだ。
(あの店員にも、見覚えがあるな。
そうか、あの店員は『○物語』に登場していた、イケイケ姉ちゃんか)
俺は夢の回想を楽しんでいた。
夢の回想を楽しんでいる余裕も退職した役得かな。
俺は、思わず
『フッ』
と笑みを洩らした。
最初のコメントを投稿しよう!