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「ん…」
あれ?
ここどこ…?
あ、そうだ…俺保健室にいるんだった。
コロン、と寝返りをしようとすると少し違和感。
不思議に思い隣を見ると知らない男。
「わっ…!」
驚いて後ずさりをするとドスンとベッドから落ちた。
かなり痛い。
キレそう。
もともと俺がここで寝ていたのになんで後から来た知らない人にベッドを占領されなくてはならないんだ。
蹴り落としてやろうと思い立ち上がり男をよく見ると、なかなかのイケメン。
さらにムカついた。
けど、俺はあることに気が付いた。
その男の顔が赤い。
きっと本当に熱があって保健室を使用しているのだろう。
そうとわかれば話は別。
具合が悪いわけでもないのにベッドを使った俺が悪い。
「はぁ…」
俺は一つ溜息をついて保健室を後にした。
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