1日目

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目が覚めると辺りは薄暗く、日は暮れかけていた。 少し寝すぎたようだ。 部屋にはおじさんの気配しかない。 フミオと魏くんはどこかへいっているようだ。 少し重たい頭をふり、俺も部屋を出ることにした。 そういえば、やたら揺れがひどい…台風の影響だろうか。これだけひどく揺れるとは思ってもいなかった。 フラフラと船内を少し歩くと、談話室に魏くんの姿を発見したので声をかける。 どうやら彼は船に乗っていたドイツ人らしき旅人たちと話をしているようだ。
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