4月

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愛と恋。似て非なる二つの感情。 果たしてこの両者の違いとはなんなのであろうか? 個人的な直感ではあるが、この二つの間には生と死以上の差を感じるこの頃である。どの頃だ。 僕が考える恋と愛では、恋は見つけるものであり愛ってのは育むものだと思っている。 恋は違和感から生じる感情。恋は心を受けることで形成される感情。 変に心が置換し、恋。心を受けるで、愛。 うわー我ながらクサいなぁ。死にたくなる。 しかし恋と愛。これについては偉大なる先人達も様々な格言を残している。 トルストイは言った「愛は惜しみなく与う」と。有島武郎は評した「愛は惜しみなく奪う」と。 見て取れるように恋愛というものはこんなにも人を惑わせる。 その中でも尊敬すべき偉人方々の言葉を借りて、今回は締めさせてもらおう。まさに他力本願である。 メンケン「愛とはこの女が他の女とは違うという幻想である」 フレッチャー「恋と戦争においてはあらゆる戦術が許される」 カーライス「恋は結婚より楽しい。それは小説が歴史より面白いのと同様である」 ユゴー「女は悪魔である。しかも非常に完成された悪魔だ」 うーん。恋愛不適合者、ここに1名。
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