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夜は暗く何か切ない気持ちだ。
春日井 司は、縁側で腰を下ろし深くため息をついた。
朝は、この廊下は日差しが良く日向ぼっこには最適だが、夜は草と木が多いせいか肌寒かった。
ポケットから、携帯を取りだし時間を確認する。
時刻は、19:00を表示していた。
司は、中学校を休み美紀恵(母)の実家に来ていた。
今日で、祖母と叔父(美紀恵の弟)が亡くなって十三年。
さっきまで十三回忌をしていたのだった。
司は、祖母と叔父は会った事はあるらしいのだが、司が一歳の時に二人とも同じ日に亡くなっている。
理由は、司自身詳しくは聞いてはいないが焼死とだけは聞いていた。
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