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「つー兄何考えてるの、そんな神妙な顔しちゃってさ」
パジャマ姿で、廊下を歩き司に声を掛けてきた。
妹の美琴。
美琴は、司の2歳年下なのだが、小さいながらも自分よりしっかりしてると、司自身感心する部分が多かった。
「寝てたんじゃないのか、ただ俺は疲れたから休んでるだけだよ」
「つー兄は、正座は嫌いだもんね。私は正座は好きだよ。あの足がピリピリするのがたまらないじゃない」
美琴は、鼻先を少しかきながら隣に腰を掛けた。
「まだ、夜は寒いね」
「あぁ、そうだな」
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