今日も、いつものゲー研部  1

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数日後。 とうとうゲームが完成したらしく、休日に呼び出された。 「ちわぁ~っす」 部室にはいると異臭が漂ってくる。部長のヤローまた風呂入らずゲーム作ってたのか。 「さてさて、じゃあテストしてみますか」 イスに座ってゲーム機を立ち上げる。ゲームを始めると、某RPGのOPテーマが流れてきた。 ―てっててってってってってってー♪― …パクったのか… 「…先輩?いったいこれはどういうことですか?」 「(>ω・)てへぺろ」 「てへぺろじゃねぇよ………」 始まって1秒でクソゲーだと感じるゲームは大手会社さんもいらないと思うぞ!? 「まあまあ見てなって」 仕方ないのでコントローラーを操作して次の画面に移動する。 「名前…は当然俺の名前ですよね」 「……後で後悔するなよ?」 後悔するようなことが起きるの!? 「…わかりました」 次は種族か…ってなんじゃこれ? 「ニート、ヲタク、引きこもり、独身40歳…これ明らかに種族じゃないですよね!? そしてどれを選んでも悲惨じゃないですか」 あとニートと引きこもりカブってるし… 「いやぁ 現代社会からあぶれたやつでも魔王は倒せるんだ!っていう感動のストーリーだよ」 「一般人が感情移入できないでしょうが!」
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