今日も、いつものゲー研部  1

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―自転車で5分でダーメ駅についた― しゅん『ここかぁ こんな俺でも勇者になれるかなぁ』 「まず風呂入ってこい」 ダーメ神官『くさっ まず風呂入ってこい』 「全く同じこと言われてんじゃねぇか」 しゅん『風呂なんか入らなくても勇者になれることを証明したいんです』 ダーメ神官『よかろう 勇者にしてやる』 「この神官も軽いな!」 ―こうしてしゅんは見事勇者になった― しゅん『さぁーて家帰って寝るか』 「レベル上げろや!」 なんなんだコイツやる気なさすぎだろ!まるで俺じゃねぇか! ―帰ろうとしたら神官に引き止められた― ダーメ神官『待ちなさい。勇者になったからには魔王を討伐しなければなりません』 しゅん『え?マジ?魔王いんの?ィヤッホウ!きたきたきたァ!』 「もうダメだろこの勇者!」 しゅん『はいはいはい!魔王を討伐するのではなく魔王と友達になるというはどうでしょうかっ』 ダーメ神官『ダーメ』 「寒っ」 ダーメ神官『古来人間と魔族は相容れぬ存在なのです』 しゅん『でも俺がやってたRPGでは仲間にできたぜ?』 「ゲームの中でゲームの話すんじゃねぇよ!」 ダーメ神官『なんと…貴殿は魔族と信頼関係を結ぶことができると申すでござるか』 「神官さんキャラ変わった?」 しゅん『イエアーッ』 ダーメ神官『それなら是非とも魔族の力を借りて魔王を討伐してもらいたいでおじゃる!』 「キャラ固めろよ!」 しゅん『貴様、魔族達に共食いをさせろと?』 「RPG根っから批判しやがった!」 ダーメ神官『すまない。魔王と信頼関係を結ぶことはできないだろうか?』 しゅん『う~ん 配合で造れるかなぁ』 「ダメだろ!」 ダーメ神官『配…合?よくわからんができるのならお願いしたい!』 しゅん『OK!』 ―こうして、勇者の壮絶な戦いは幕を開けた― 「どうだった?」 「…正直、面白かったです」 ちょっと負けたような気がして悔しい。 「だろ?ふっふっふ」 「ところで、この続きは?」 「…………」 ダッ┏( '-')┛ 「逃げやがった!」 今日も、ゲーム研究部の騒がしい1日が始まる。
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