プロローグ

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もう、限界だ。 私は、 私はいつまで嘘つきなんだろう… どれだけの人を騙せばいいんだろう… どれだけ自分自身を騙せば気が済むのだろう… どれだけ嘘を積み重ねればいいんだろう… 何で… 何で私の前に座る人は騙されるのを楽しんでるのだろう… 馬鹿なのだろうか? 阿呆なのだろうか? あぁ… 何もかも本当に 面倒だな… 中学を卒業したばかりの女子、三弥 緋雨(みや ひさめ)が思っていた事であった… これは、 そんな“嘘つき”で”面倒臭がり”の女子のお話…
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