序章

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剣と魔法の世界『レヴェイラ』 と言いたい処だが、残念ながら魔法は衰退の一途を辿っている 『ギミック』 そう呼ばれる、誰でも簡単に魔力微量で強力な魔法を操れる魔具が、一般的に利用されてるからだ 俺は、そんなもんを頼らない生粋の魔導師 名をローゼン・マクシミリ 今年で21になる、まぁ何処にでも居るフツメンって奴だ ただ普通と違うのは、魔力が一般に比べてかなり多めに持ってる事と、彼女居ない暦=年齢と言う寂しい人生だったって処かね? 俺がギミックに頼らず、魔法の修業してんのも、モテるかもと言う不純な動機 結果としちゃ、全くモテなかった これがフツメンの運命なんだろうか… この日も俺は、ギルドで依頼をこなし、日金を稼いでいた 魔法の修業も兼ねて、討伐系をな 大体、朝から5つ依頼をこなせば夜遅くなる 今回は4つの依頼を片付けて、15万3000ガロン(10ガロン=日本円にして1円)の儲け 晩飯食って酒飲んで、娼婦館で女抱いたら終わりだな そんな事を考えながら、俺は夜の街を歩く 季節は春 俺の住むバーロッド王国王都サルヴィアは、日中は暖かくても夜はまだ冷えるみたいだ こんな夜は、人肌が恋しくなる ちくしょう、どっかで可愛い女のコに出会えないものか… そんな時だ 変な女に出会ったのは… .
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