3人が本棚に入れています
本棚に追加
剣と魔法の世界『レヴェイラ』
と言いたい処だが、残念ながら魔法は衰退の一途を辿っている
『ギミック』
そう呼ばれる、誰でも簡単に魔力微量で強力な魔法を操れる魔具が、一般的に利用されてるからだ
俺は、そんなもんを頼らない生粋の魔導師
名をローゼン・マクシミリ
今年で21になる、まぁ何処にでも居るフツメンって奴だ
ただ普通と違うのは、魔力が一般に比べてかなり多めに持ってる事と、彼女居ない暦=年齢と言う寂しい人生だったって処かね?
俺がギミックに頼らず、魔法の修業してんのも、モテるかもと言う不純な動機
結果としちゃ、全くモテなかった
これがフツメンの運命なんだろうか…
この日も俺は、ギルドで依頼をこなし、日金を稼いでいた
魔法の修業も兼ねて、討伐系をな
大体、朝から5つ依頼をこなせば夜遅くなる
今回は4つの依頼を片付けて、15万3000ガロン(10ガロン=日本円にして1円)の儲け
晩飯食って酒飲んで、娼婦館で女抱いたら終わりだな
そんな事を考えながら、俺は夜の街を歩く
季節は春
俺の住むバーロッド王国王都サルヴィアは、日中は暖かくても夜はまだ冷えるみたいだ
こんな夜は、人肌が恋しくなる
ちくしょう、どっかで可愛い女のコに出会えないものか…
そんな時だ
変な女に出会ったのは…
.
最初のコメントを投稿しよう!