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ここは死の臭いが満ちている世界。『魔界』。
ただの人間は中に入っただけで死に、魔族という化け物の餌となってしまう。
幼子が悪さをしたら、『魔界の化け物に食わせちまうぞ』と脅されるらしい。
魔族は血を好み、殺人衝動だけで生き物を殺しまくっている。その魔族に君臨する魔王も、先代の魔王を殺人衝動だけで殺し、今の地位についたのである。
「というお話だったのさwwww」
「ちょwwwwせめて1ページはシリアスで行こうぜwwww」
「だが断るwwww」
「さすが勇者王wwwwそこに痺れる憧れるwwww」
その魔界の最奥にある城。そこにいる二人は……
「あ、ラーメン食いたいwwww」
第280代勇者王、『ラルフ=ローレン』と、
「え?wwww◯ーメン?wwww」
第280代大魔王、『ルーナイト=フォールズ=ヴィクトリアーヌ』。
これは、何故か同居している二人の非凡で平凡な物語である。
「初っ端下ネタはダメだろwwww」
「反省はしている、後悔はしていないwwww」
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