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序章
少年は堕とされた。たった一つの罪によって…。地獄の氷へ。
しかし、まだ生きていた。ただ、尋常ならない彼の回復力でも瀕死だった。
神の最後の慈悲なのか、運の良いことに、氷が彼を包み、死はまぬがれた。少年はその中で時間を掛けて回復して行く。
そして、薄れ行く中に嘆く。
そして、薄れ行く中に誓う…。
彼が目覚めるのは、果たしていつになるのだろうか。どのくらいの時間がかかるのか…。
忘れ去られて行った。
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