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「とにかく送ります。なんで僕があなたについてるかわかってますか?」
「えっと……お母さんの頼み?」
杉本さんはうなだれてる。ほかに何かあるのかな?
「はぁ。まったくわかってませんね。まぁ、いいです。行きますよ。」
「だからひとりでかえれますって。」
「…。担ぎましょ「ぜひ送ってください!」…よろしい。」
結局、こうなった。まあ、いつものことだけど。
杉本さんは私が小さい頃から怪我をしたりすると肩に担いで運ぶのだ。不安定でとてもこわい。
「さあ、乗って。」
「はい。お願いします。」
車に乗って携帯の電源を入れる。着信が5件メールが15件来ていた。
着信は全て果歩ちゃんから。メールの10件は果歩ちゃんだ。あとはいろいろだ。
果歩ちゃんからのメールと着信はすべて心配してくれてる内容だった。
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