A-S合同授業~期末テスト

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ヒョウヤはマルクスごと刀を振り抜き、転移させた。 ヒョウヤ「[アイシクルシェルター]。」 氷属性の中級魔法で、ヒョウヤとケイトは氷のドームに覆われた。外は様々な魔法が当たり、凄まじい爆音が響いていた。 ヒョウヤ「今の内だ。」 さらにケイトを覆う氷を消し、鎖鎌を外し始めた。 ヒョウヤ「エ…エロいな…。」 ケイト「早く外しなさい!」 ヒョウヤ「悪ぃ。」 鎖に縛られたケイトを見て感想を呟いたヒョウヤ。自由になったケイトはお礼にビンタを贈った。やや嬉しそうだ。 ヒョウヤ「終わらしてやるぜ。[フローズンメテオ]。」 氷属性の上級魔法で、ヒョウヤが左手を挙げると、氷のドームを透けて、氷属性の魔力が打ち上げられた。間もなく氷のつぶてが降り注ぎ、悲鳴が響いた。悲鳴が聞こえなくなると、氷のドームは崩れた。 ケイト「ヒョウヤもフブキも…氷属性って強力だね。」 ヒョウヤ「お前を守るために修業してるからな。」 周辺には氷の残骸と胡座をかいて手を合わせるヒューイが残るのみだった。 ヒョウヤ「お前だけだぜ!かかって来い!」 ヒューイ「僕はいいよ。」 ヒューイは立つそぶりも見せない。 ヒョウヤ「じゃあ転移するんだな。」 ヒョウヤはヒューイに手を向けた。 ヒューイ「そうはならないね。」 ヒョウヤ「はぁ?」 クロト「うるぁあああああ!愚弟!お前よくも僕のフブキチャンの顔を傷付けたなぁあああ!五体満足で帰れると思うなよぉおお!」 ルシーダ「だぁああ!うるせぇぞ雑魚!」 フブキ「愚弟の成長は微笑ましいが?」 3人生き残った様だ。 ヒョウヤとヒューイ「チッ。楽はできねぇか。」 バッと振り返るヒョウヤ。ヒューイは笑顔で座ってる。 ケイト「クロト!試合なんだからそれ位当たり前でしょ!」 クロト「如何なる!理由があろうと…綺麗なお姉さんの敵は僕の敵だ!」 ヒョウヤ「よし来いクロト!燃えて来たぜ!」 クロト「よしルシーダ。やってやれぃ。」 ガクッと軽くズッコケた。 ルシーダ「お前がやるんじゃねぇのかよ!」 クロト「君はホントにアホだね。目の前に強力な氷属性があるんだよ?早く食べちゃいなよ。そうすれば今までより善戦できるだろ?」 ルシーダ「なっ!そうか…覚悟しろヒョウヤ!」 ヒョウヤ「まだやられ足りないんすか?誰でもいいからかかって来い!」 ルシーダとヒョウヤが戦い始めた。クロトが言うのは、ヒョウヤの強力な氷属性を受け、闇属性として会得しろという事だ。 ケイト「[エンジェルウィング]。2対1でいいわよ?」 ケイトは銀の羽を再び出して[白炎]を構えた。 フブキ「私一人で十分であろう。」 フブキが居合の構えで走り出し、ケイトと戦い始めた。 クロトはヒューイの下へ走り、隣に座った。
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