プロローグ~創世紀~

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圧倒的不利な戦いを幾度となく繰り返し多大な犠牲を払うも[神命騎士団]は[持つ者]を次々と撃破した。 やがて改心して[神命騎士団]へ入団する[持つ者]が現れ始めると戦況はゆっくり傾き始める。 そしてついに[神命騎士団]は団結した[持つ者]に勝利する。 平和を取り戻した世界の人口は1/10000まで減少していた。 [持つ者]を全滅させてはいないが平和を取り戻した事で戦争は終結した。 世界と人類に多大な傷痕を残して…。 数年に及び世界地図と文明を白紙に戻したこの出来事を後世では[第一次人類淘汰]と呼び、混乱の中で忘れ去られた暦の代わりに魔法暦が始まった。 ーーーーー それからしばらく経ったある年。 辺境の地に巨大な門が現れた。 後世で[断界の門]と呼ばれるこの門が開くと魔物の群れが世界に散らばり人々を襲い始めた。 それとは別に強力な力を持った魔物が世界各地から現れた。 [持つ者]との戦争の地に国を置いた救世主ナラトは[神命騎士団]を率いて再び立ち上がり、強力な魔物を討伐しながら[断界の門]を目指す旅に出た。
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