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サンクレア王国国立魔法学校
魔法学校には小等部、中等部、高等部があり
小等部は6才~12才
中等部は13才~15才
高等部は16才~18才
と分けられている。
小等部と中等部は一般教養が基本で、魔法は基礎程度しか教えない。魔法の才能がない者や興味がない者は中等部を卒業して就職する。高等部は魔法や武術など戦闘訓練が基本で、高等部を卒業すると軍やギルドに就職し魔物と戦う事になる。
クロトとヒューイは今年16才で高等部からの入学である。
クロト「ねえヒューイ。魔法学校にはかわいい女の子いるかな?」
ヒューイ「またそれ?同年代ばかりだから中にはいるんじゃないかな?」
魔法学校に向かい二人は話しながら歩いている。
クロト「僕は緊張過ぎて昨日眠れなかったんだ。入学式とかホント楽しみで仕方ないよ。」
ヒューイ「君は昨日の夜は遅くまで漫画読んでたじゃないか。緊張なんて君に限ってありえないね。初めての授業で居眠りしない様にね?」
クロト「僕がそんな事する訳ないじゃないか!居眠りなんて不真面目な人がする事だ!僕は真面目に熟睡する!」
ヒューイ「まあ学力は問題ないはずだから周りの邪魔しない様に寝るんだよ?」
雑談をしながら歩くと[サンクレア魔法学校]が見えてきた。
広い敷地に大きな建物…学校と言うよりは城である。
校門の横にテントが張ってあり机に何やら書き物をしている女性がいる。
髪は緑で身長165cm程の綺麗より可愛らしい印象を受ける女性である。
?「君達~新入生ね?1時間も早く来るなんてしっかりしてるわね!入学式の受付をしてるから名前教えてね?」
ヒューイ「ヒューイ・ブラウンです。こっちがっっ!!」
クロトは受付の女性と話すヒューイを体当たりで飛ばし女性に話しかけた。
クロト「僕はクロトだよ!君カワイイね?今日のパンツは何色だ「ゴッツン」」
クロトが言葉を言い切る前にヒューイはクロトにゲンコツを落としクロトの頭を地面に埋めた。ヒューイは頭を下げながらお詫びする。
ヒューイ「すいません!クロトは馬鹿で礼儀を知らないのでお許し下さい。」
?「うん。気にしてないから平気だよ?私はセルビア・ミントス。3年S組で生徒会長をしてるわ。今日のパンツの色は秘密かな。ヒューイ君にクロト君と言えば噂の[神童と出来損ない]じゃない!期待してるわよ?」
ヒューイ「期待に応えられる様にがんばります。セルビアサン。」
?「わぁあああ入学式遅刻するぅ~~~」
何やら慌てた様子の女の子が走りながら叫んでいた。
セルビア「ちょっと~!そこの君~?受付はここよ~?」
セルビアが呼び止めた。
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