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その事にいち早く気付いた月は僕を突き飛ばし、僕は助かったが月は………
ゴンドラの下敷きになった。
僕は泣いた、何度も何度も彼女を揺すり、呼び掛け、声が枯れるまで泣き叫んだ、気付けば涙も枯れていた。
ここまでが僕と月の記憶だ、
そして今は、
そうだこれは月の葬式なんだ。
あぁ、目をつむれば今までの記憶がよみがえってくる、思い出してしまう。
嫌だ、誰が助けてくれ、苦しい、…………月、逢いたいよ
そんな気持ちを抱きながらも、葬式は終わり、皆はいつもの日常へと帰っていった。
僕は、葬式が終わり10日たってもまだまだ暗い気持ちでいたし、学校にも行かなくなってしまった。
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