the second

3/9
前へ
/16ページ
次へ
アリス達は町に出掛ける事に決めました。 ア「ねぇサナ?」 S「あ?」 ア「‥何を持って行けばいいかしら‥。お腹減ったり‥しちゃうし‥」 S「鏡。‥それだけでいい。腹なんて減らねーよww家を出たらの話だがな」 ア「な‥なんで?」 S「出てみりゃ分かるさ」 アリスはサナに言われた通り、小さな手鏡をポケットへ入れました。その時、鍵が入っていた事を思い出しました。‥他人には渡してはいけない。そう言われていたので、何も言わずにそのまんまにしました。 サナが家のドアを開けました。キィー‥と、古びた音を鳴らし開いたドアを抜けたアリスは‥言葉を失いました。 ア「‥‥‥‥!!!!」 目の前には真っ黒な空に浮かぶ月。小さな村には変わりはありませんが、人の気配を感じる事が出来ません‥。ただ‥家がポツン‥‥ポツンと遠くにたっているだけです。 S「もう、この有様だよ」 ア「どうなってるの‥!?」 S「‥帰って来たんだ」 ア「‥え?」 S「影の奴らが帰ってきちまったんだ‥」
/16ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加