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アリス達は町に出掛ける事に決めました。
ア「ねぇサナ?」
S「あ?」
ア「‥何を持って行けばいいかしら‥。お腹減ったり‥しちゃうし‥」
S「鏡。‥それだけでいい。腹なんて減らねーよww家を出たらの話だがな」
ア「な‥なんで?」
S「出てみりゃ分かるさ」
アリスはサナに言われた通り、小さな手鏡をポケットへ入れました。その時、鍵が入っていた事を思い出しました。‥他人には渡してはいけない。そう言われていたので、何も言わずにそのまんまにしました。
サナが家のドアを開けました。キィー‥と、古びた音を鳴らし開いたドアを抜けたアリスは‥言葉を失いました。
ア「‥‥‥‥!!!!」
目の前には真っ黒な空に浮かぶ月。小さな村には変わりはありませんが、人の気配を感じる事が出来ません‥。ただ‥家がポツン‥‥ポツンと遠くにたっているだけです。
S「もう、この有様だよ」
ア「どうなってるの‥!?」
S「‥帰って来たんだ」
ア「‥え?」
S「影の奴らが帰ってきちまったんだ‥」
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