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ア「ゆ‥幽霊‥‥?」
S「あぁ、幽霊だ」
突然聞かれても、アリスは戸惑うばかりです。返答に困っていると、サナがため息をつき、質問をし直しました。
S「はぁ‥‥。じゃあ、お前は幽霊が見えるか?」
ア「‥え‥‥。‥‥み‥見える時も‥あるわ‥」
アリスは小さい頃から、幽霊を見る事が多かったのです。なぜかはわからないけど、半透明の人間や、猫、犬、魚までも見えていました。見るためには、様々な方法があります。
深く深呼吸をしてから、目を開ける。
太陽の光を遮る
月光を照らす
鏡を使う
‥でも、これらが無くても見える時がありました。それがなんなのかはわからないままです。
S「やっぱりな‥」
ア「‥え?」
S「アリス‥。お前にしてもらいたい事がある。お前にしか出来ないんだ‥」
ア「‥私にしか‥出来ない?‥」
S「今の俺には‥どうにも出来ない‥!もう時間がねぇんだ!!頼む!アリス!」
ア「‥‥‥‥‥‥‥」
さっきまでの生意気な態度から一変。頼み込むサナに焦りを覚えました。‥何か困っているのかな‥。
ア「分かったわ‥。サナ」
S「!!‥じゃあ‥町に行くか‥。‥‥行くぞ、アリス」
ア「うん!」
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