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『この世界に来た以上、お前達の行き先を“選別”しなくてはならない』
「せんべつ？」
『再び現世に戻し、生を続けさせるか、“地獄”に堕とし、生を終わらせるかの、二つにひとつだ』
－－地獄。
その言葉に、一同の顔が恐怖に引き攣った。
『そしてたった今、現世に帰還した者がいる』
それを聞いた港は感づき、「まさか」と呟く。
『そう、小泉香だ。彼女は自分の身を危険に晒してまで皆を救おうとした。よって、現世に帰る事を許可した』
未だ状況が飲み込めないでいる一同に、更に謎の声は告げる。
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