6人が本棚に入れています
本棚に追加
光が収まると辺り一面の森
鳥の鳴き声や木の音、水の音が遠くで聞こえる
そして俺たちの頭の上にはHPバーが見える
「さてと、獲物を探しますか
その前に・・・・
裕介！！」
祐介の後ろから何か出てくる
『おう！』
裕介は後ろに振り向き、横一線に刀を振り抜きモンスターを真っ二つ切り裂いた
ドサッ
倒したモンスターに近寄り確認する
『バキアスやわ』
切られたバキアスは徐々に消えていきアイテムだけ残った
『なんや鋭い牙かよ』
裕介はがっかりしながらARSをアイテムにかざし収納する
「雑魚に何求めとんねん(笑)」
『まぁそれもそうか(笑)』
１体のバキアスが現れる
「またかいな・・・・
！！」
１体だったモンスターが瞬く間に10体に増えていた
バキアスは血走った目、鋭い牙と爪、体長は1m50cmと小柄だが飛び跳ねる面倒な敵だ
『わぁ！団体様のお着きだぁい！』
裕介ワクワクしながら刀を中段に構える
「まぁ準備運動には丁度ええやろ」
俺はガントンファーを構える
『「・・・・・・」』
辺りはバキアスの荒い息の音だけが聞こえる
「行くぞ！！」
そのかけ声と共に俺達は群へと突っ込んでいく
最初のコメントを投稿しよう！