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4月23日入学式
桜の花もとうとう散り、美しい花弁もいろいろな人達に踏みにじられて、茶色に変色していた
中学を2週間前に卒業し、その2週間というモラトリアムすらだらだらと食い潰し、この入学式という非常にどうでもいいイベントに仕方無く参加しているわけなのだが
なんというかダルい
太陽はお前など消えてしまえっ!みたいな感じに輝いているし
校長はどうでもいい高校生活を頑張れというだけの話を、くどくどと話している
これだけ聞くと僕は非日常というものに憧れている訳でも逆に当たり前な日常を送りたいと願っている某武偵高の生徒でもない
ただめんどくさいのだ
生きているのがめんどくさいのではなく
何故か知らないが面倒臭いのだ
家に籠ってアニメを見て、エロゲをプレイして、二次元画像に囲まれていたいのだ
別に金銭面で言えばそこそこ裕福な家庭に生まれたから困っていないのだし、親父もお袋も僕のことなどどうでもいいのだから自由にさせてくれてもいいだろ
うに
脱線した
とりあえず先生にトイレに行きたい旨を伝え、入学式から脱出し、スマホのゾンビをただ倒すだけの簡単なアプリをプレイして時間を潰す
それも飽きたからニュースを見る
だがそれも飽きる
そうやって僕は時間を食い潰していくのだ
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