桜樹楓

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4月23日からはや一週間というモラトリアムも完璧に食い潰して、だらだらと自堕落な高校生活を過ごし、素晴らしい人生を謳歌していた 太陽が貴様など殺菌してやると僕をさんさんと照りつけ、花は時間をセンチメンタルに潰す為に綺麗に咲いてくれている 全くもって素晴らしい そろそろ授業かなと思いながら時計を見るが、まだ30分近くモラトリアムはある それもそうだ昼休みで僕はパンをほうばっているのだから カレーパンをファ〇タデストロイで押し込み、スマートフォン様でギャルゲーをプレイする そしてとうとうバッテリーが切れてしまった スマホの電池量を増やすべきだと僕は思う…いや確か『いくぞー』的なバッテリーを引き伸ばすシステムが開発されたんだっけ とか他愛も無いことを考えていると友人である、斎藤弘志が大量の工口本を持って僕の方に歩いてきた 「よう建崎!これ預かってくれよ!」 弘志はその工口本を僕に渡しやがった 「悪いねー!」 僕がふざけるなという寸前にはもう弘志は走っていった また僕は喋れなかった そしてそこにはエロ本とファンタが残った そして僕はチラチラとエロ本を見てしまう そしてその本を手に取り…
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