なくした セイベツ

カムイ

アス「こんにちは」

アス！テアシ ありがとう。とても楽しいんだ。

アス「それは、何よりです。」

歩いたりも出来るんだよ。アタマより テアシ の方が 楽しいんだ。

アス「、、、」

今日は また カラダを 返してくれるの？

アス「はい、カオ です。」

カオ？

アス「はい、これで あなたに返すカラダはありません。」

これで最後なんだね？

アス「はい、では ゆっくり メ を開けて下さい」

メを、、あける？

アス「大丈夫、できますよ」

「わあ！」

アス「コトバ も取り戻ってますね」

「うん、話してる！うわあ。あなたが、アスなんだね。」

アス「それから、あなたの名前ですが、自分で決めて下さい。今なら出来ますね？」

「そうか、名前。えっと、アス、この丸いのって ボールだよね？」

アス「はい、そうですが？」

ボール「じゃあ、ボールでお願い。これ好きなんだ。」

アス「では、ボール、あなたのカラダはまだあります」

ボール「最後じゃないの？」

アス「私がもっているのはそれで全てですが、あなたにとって 最も大事な セイベツ です」

ボール「セイベツ？ 男か女か？」

アス「はい、あなたにとって 最も重要な カラダ 。それを、探しに行って下さい。」

ボール「セイベツなんて どっちでも、いいよ？私は、このカラダで十分幸せなんだ」

アス「その気持ち 忘れないで下さい」

ボール「うん、、、」