なんだこの学校…

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「そうか…じゃあそろそろ行かないといけないから、じゃあね~!」 そう言うとあのチャラ男は去ってしまった。人の名前聞いといて「そうか…」ってなんだ。 「まさか会計の砂羽様に会えるとは思わなかった!!」 「俺はあんなやつが会計だとは思わなかった。」 金銭感覚が一番無さそうなやつに会計を任せるとは。太っ腹だな、この学校。 そのあと俺たちは教室へと向かった。 ─────────────────────── 「やっぱり無いか…」 奏にも手伝ってもらいながら少し期待をもって探してみたがやはりない。 「賢吾ー。こっちもみあたらないー。」 1日くらいは無くてもよいとは思っていたが、さすがにやばいな。 「もう休憩しようよー、賢吾ー。」 「あぁ、分かった。」 気を張っていたから疲れた。休もう。そう思いながら窓の外の景色を眺めた。
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