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体育館裏、到着。
そこには、あの集団がなんかすごいガタイ良いやつらを引き連れて待っていた。
「携帯、返してください。」
早く帰りたい。
「そう簡単に返すとでも思ってんの?」
「成績は良いのにそういう所は馬鹿なんだねぇ」
アハハハ
と爆笑し始めた。
腹立つなこいつら。
「あんたが、副会長様を抜いて1位になるとかありえないから。」
「返して欲しかったらここで土下座して、『私は副会長様の足下にも及ばない下劣な庶民です』って言ってね。」
「しないのならちょっと痛い目に遭うけどねぇ。」
こいつら、副会長の親衛隊か。
てか意味がわからん。
俺は何も悪くないはずだが。
なんで謝らないといけないんだ。
殴られるのを覚悟で俺は言った。
「早く返せつってんだろ。」
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