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そんな願いが叶ったのかマリモ野郎は休み時間になると一息つく間もなく何処かへと行ってしまっていた。
顔も合わすことなく昼休みとなった。
「成田!!食堂行こう!!」
マジか…
あれだけ大泣きしてたのにまだ俺につっかかるつもりなのか?
逆に感心するわ。
というかマリモ野郎の後ろになんか…
「斯波(しば)様と我那覇(がなは)様だ!!」
「うおっ!!」
突然後ろから奏が登場してきた。無駄に声でかいんだよな、こいつ。
というか
「…誰だ、あの人達は。」
「ちょ…賢吾声でかい!!聞こえる!!」
お前の声も相当だがな。
「成田!!早く行くぞ!!」
なんだこいつと思ってしまったが運のツキ。
俺の思ったことが口に出る癖はどうにかしなければならないな。
「は?ふざけんな。誰が行くかよ。」
言ってしまった。
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