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「んだとテメェ!!」
そう言った瞬間後ろにいた不良が声を張り上げて言った。
そして俺の首もとに掴みかかり俺は宙ぶらりんになっていた。
「ぐっ…かはっ…」
息が…
「千里!!やめろよ!!何してるんだ!?苦しそうだろ!!」
「でも皐月、こいつ…」
「いいから離せ!!」
助かった…
「千里!!あんなことしちゃ駄目だろ!!」
「…すまん」
「俺じゃなくて成田に謝れ!!」
するとマリモに起こられてた不良が俺のところにやってきた。
「………………………………………すまん」
だがオーラは殺気を放ちまくりだ。
「…いいえ」
なんだコレ。
よくわからない雰囲気になっていたところに
「皐月、そろそろ食堂行かない?」
マリモの後ろにいたもう一人が言った。
「でも、成田が…」
「この空気じゃ一緒にお昼なんて無理だよ。行こう。」
半ば無理矢理マリモを引き、そして俺の耳元でこう囁いた。
「僕は君を許してないからね。皐月を傷つけた罪は重いから、ね。」
そう言って教室を去っていった。
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