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「ということで圭!!このことはくれぐれも内密に!絶対誰にも言わないで下さいね!!!」
「……さっき……けんごと……はなしてる……ときみたいに…いって…。」
なんじゃそれ。
「…うぅ…。…圭、本当の僕のこと、誰にも言わないでね…。」
「…うん…………!!」
なんか図体がでかい二人の周りにほんわかとした別空間が出来上がってる…。
森の中にいるのも相まってメルヘン空間みたいになってるわ…。
そろそろ学校にたどり着くだろと思っていたその時、誰かの声がした。
「おい、嶺二、圭。探したぞ。いつもならもう帰ってきているのに姿が見えないからここまで来てしまっ…」
昨日俺に喧嘩を売り、皐月にキスをして俺にトラウマを作らせた会長様でした。
そして会長とバッチリ目が合うという事態に。
「……なんでここにその庶民がいるんだ。」
クールモードにシフトチェンジした嶺二が声を発した。
「圭と一緒に迷い込んでしまったようです。東雲(しののめ)会長、ご迷惑を掛けて申し訳ありません。私は成田君を校舎まで送りますので、圭と生徒会室に戻っておいてください。」
会長様は凛とした声で事情を説明した嶺二を見た。
「チッ……。おい、圭行くぞ。」
そう言い残すと会長様はスタスタと去っていった。
「かいちょ…まって……。」
巨人はのそのそと会長について行った。
「……なんか、賢ちゃん相当恨まれてない?なんで?」
「俺が聞きたいわ…。」

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