標的2~ジレンマ~

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「今!どこにいるの?ねぇ?」 「ちょっ。首締まってる」 あっゴメンと無意識に掴んでいた 増田君の襟から手を離す 「ごめんな?それは知らんのや」 そう言うと増田君は空を見上げた 「…最後に言われたんや。りんちゃんをよろしくって。悪い虫が寄ってきたら払ってくれって」 「元気にしてるんかな?」 さぁ?とお手上げのポーズをとった 増田君はくるっと翻って 気い付けて帰れよって手を振った 「あ、そうや。まだ『大怪盗団』は死んでない。それだけは忘れんことやな」 と言い残して帰ってしまった 色々と聞きたいことがあったのに それを避けるかのようにさっさと姿を眩ました でも、1つ 咲人君はまだ大丈夫なんだと思った 増田君はなぜそんなことを知っていたのだろう? to be continue … …
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