標的2~ジレンマ~

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~追加標的~ 「あんたの言うとおりにしたで?」 「すみません。何から何まで」 月が空の中央に存在したとき ひっそりとした住宅地の裏道で男は誰かと電話していた 「全く、勝手もいいどころや。こっちの身にもなれ」 「すみません」 「それで?」 「はい?」 「それで?そっちはどうするんや?」 「ま、連絡手段もないですからねー。ま、なるようになるんじゃないですか?」 「さっき確認したんやけど、やっぱりそうやぞ?良いんか?」 「そうですか。それもまた運命なのでょう。こちらも動きます」 「全く、ほかの奴らは大丈夫なんやろな?」 「逢うべくして逢わざる得ないでしょう。それに先導者はつけてますから」 「俺はお前が怖いよ」 「あはは。そんなことないですよ?じゃあ、切りますね?」 「最後に。絶対帰ってくるんやぞ?ここに。みんなのとこに。みんなを泣かせたら承知せーへんからな」 「分かりました。また連絡します」 プープープーと機械音が聞こえてくる 全くあれで年下とは全然思えない 男は空を仰いだ 真っ暗で一寸先も分からない道の中で必死にもがき苦しむように to be continue … …
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