標的2~ジレンマ~

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柏木由妃です 「えー。ここのところは……」 前で数学の授業が展開されている そんなことはお構いなしで私はかなりの上の空 「……りん?ゆきりん?」 「ふへぇ??」 「当たってんで。あの問題」 「あー。みるきーありがとう」 ノートを片手に黒板へと向かったが 黒板の前に立ったとき ノートは何色にも汚されていない真っ白な状態なのに気付いた ハァーと溜め息をつき、問題を確認するとなんとか自力で解けそうだったためにふぅーと深呼吸をして取りかかった 文化祭が終わって2週間が経とうとしていた
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