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親しくなっても、必ず別れる日が来てしまう。
ずっと友達だと約束しても、そのうち疎遠になってしまうのだ。
何度繰り返せばいいのだろう。
別れることが辛いなら、辛くならない程度の付き合い方をすればいい。
そんな結論に辿り着いて、わたしは友達を作ることを止めてしまった。
そのクセのような自己防衛本能は、大人になってもなかなか抜けなくて。
ようやく出来た友達が、今の会社で一緒に派遣社員として働いている富永亜紀(とみなが・あき)ただ一人だった。
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