プロローグ

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ー5年後ー 「とーさんおはよー!!」 まだ薄暗い中元気な子供の声が響く 「あぁ、おはようライ」 少しばかり肉のついた眼鏡をかけた男性、ルーカスが飛びついてきた男の子を抱きとめる 「ふぁ~ぁ…ライは随分と早起きだね」 「うん!!だって楽しみなんだもん!」 にこにこと笑いながら話すライにつられてルーカスも自然と笑顔になる 「そうだなぁ、父さんもお前ぐらいのときに初めて魔力測定をしてはしゃいでた記憶があるよ」 「僕、魔力いっぱいだといいなぁ」 「お前なら大丈夫さ」 くしゃりとライの頭をなでる ライは気持ちよさそうに目を細め 「うん!」 と大きくうなずいた 「さ、支度をしよう」
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