七つの宝石

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今日は、紫色の宝石が砕けた。 俺は、一つの予測を立てた。 もしかしたら、七つの罪は人間の三大欲求をも含んでいるのではないかと・・・。 この予想が当たっていたら暴食(この場合食欲)が無くなったら彼女の場合強欲が欲として機能しないのではないかとそうしたら残りは傲慢しか欲は残らない。 彼女にとっての傲慢とは何なのか俺には分からなかった。 彼女の家を訪れた 一日彼女と居て彼女からキスをねだらなかったのは初めてだった。 俺は、彼女に前々から用意していた指輪を贈った。 彼女は 「ルア、嬉しいけど受け取れないわこの村の掟を知っているでしょ?この村の住人は一人としか結ばれてはいけないのよ? 私は、もうじき死ぬことが神によって決まっているのあなたには別の女の人と幸せになって欲しいのよ。」 だから、受け取れないわ。そう言った彼女を俺は抱きしめ左手の薬指に指輪をはめキスを贈った。 「俺には、君しかいないし他の女性と結婚する気もないからこれと俺は君のものだ。」 そう言ってルアは指輪と自分を指さした。
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