天使編

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ルイスの指を手当てしていたらルイスが口を開いた。 「ルア貴方も、一緒に天使になれる方法があるわ。」 彼女の言った言葉に俺は手当てしていた手を止めた。 「私、夢で天使様にルアと一緒に居られる方法を教えてもらったの。」 そして彼女は、さっき床に置いたナイフを手に取った。 「このナイフを壊せばいいの。そうしたら貴方と悪魔の仮契約は消えて貴方は死ぬわ。」 貴方の7つの罪は今日をもって全て消えるの。 彼女はそう言って、俺が持っている首飾りとそっくりな首飾りを見せた。 唯一違うのは俺のは金や黒が主体だが 彼女のは、銀や白が主体なことだ。 「気が付いてなかったの?ルア貴方は睡眠以外は少しずつ消えていったのよ?私がこれを壊していったのだけど。」 俺は、彼女の言葉にここ1週間の出来事を思い出そうと必死で考えた。 「あれ?俺ここ1週間どうしてたんだっけ?」 彼女が浮かべた笑みを最後に俺の意識はブラックアウトした。
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